2005/09/22

2℃上にある大悟

鳴り響く頭に只言葉を並べる。
2℃程間違った体温に揺られながら。

曰く、
言葉を尽くすことは罪なるか。
否。言葉で語られなくてはならない。
但、語るつもりがないのなら黙って居て呉れたまえ。
曰く、
私の不足感は何処に根を持つのか。
或は私には何が足りていないのか。
或は、私は何から疏外されているのだ。
私に不足しているのは、切り取られた青春の或一ページだ。
然しその切り取られた痕だけが残っているその本来あるべきページは、実際には始めから無かったのだ。
そのページは私のものではないのだが、私はその無いページをある筈だと思ってずっと探していたのだ。
然し無いと解って尚、私はそのページが必要なのだ。
また新しく描くしかないのだが、私は描くのが下手だと知っているので不安なのだ。
曰く、
芸術など無い。
芸術など、無い。
私が芸術だと思っていたところにあったのは、それは私だ。
私に関する物語の全てがそれを中心とするような、或論理モジュールとしての私だ。
私は只成りたい者に成ればいいのだ。

大悟致しました・・・。

というような幻想を抱く。