日常的な、余りに日常的な
日々の憂鬱な記録
2005/07/30
白痴
あー。
やっちまった。
『
鉄鼠の檻
』
前半の話の流れは結構だらだらしていて、何だつまらない、と思っていたのだが。
最初の半分まで、一週間くらい掛けてだらだらと読んでいたのだが。
後半に入って、流れが変わった。
で、一晩で一気に読んでしまった。
気が付けば陽も差し蝉も鳴く。甚だ煩え。
京極夏彦の思考を見切った。
従って今や私にとって京極堂シリーズは推理小説としての性質を殆ど失った。
つまり犯人当てを楽しむのではなく、物語の流れに身を任せるような読み方をしなければならなくなった。
『
白痴
』を読むような感じで。
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