2005/07/09

帝国サプリメント

天然由来成分で製られているサプリメントなら何だって体に良いんだと信じているようなサプリメントの売人がしゃべっているのを聴かされた。
本当に苛々する。
私はそういうことを臆面もなく「下々の」売人に信じ込ませている会社のあることに本当に苛つくし、憤りを覚える。
騙されやすい人を騙すのに十分に説得力のあるような、統計学で使われるような語彙を使って、都合の良いデータをあたかも確かなデータであるように語るように仕込んだり。
「NASAで云々。」とか。
噴飯を通り越して吐きそうになる。
その会社の製品自体は別に粗悪品とかいうのではないのだが、その仕込まれた話しぶりの所為で嫌気がさす。
まあ何処でも似たようなものなんだろうけど。
何処だって慈善面するし、自分とこは無批判に最高だと言うだろうし、サプリメント摂らなくちゃヤバいですよと恐怖心を植え付けるような話し方もするのだろう。なんだってありだ。
何処だって、何でもはいはい正しいですねと言ってくれるような「愛国心」を植え付けた方が「下々の者」を扱いやすいに決まっているんだ。
アメリカ帝国的というか。
序でに言っておくと、「下々のバカで誤りやすい国民を頭の良い政府中枢が確っかり操って正しい方向に向かわせてやることが重要である。」という考えに嘔吐が出るのは、我々がバカだと言われたからではなくて、この「下々」と言われた国民こそが民主主義国家の主役であるということを、その考えにおいては完全に忘れ去られているからだ。