2014/07/12

ワールドカップ

もう随分前の話のように思えるけど。
ブラジル1-7ドイツ。

サッカーは、やるのは割と好きなんだけど、観るのはイマイチでね。
普段から観ない。
まあでも一旦試合を観出せば一試合観るし、観れば熱くもなるし、試合運びだとか戦術的な面白さとかもそれなりには理解して楽しめているつもりだ。
でもワールドカップやってるからってヨシ観ようというふうにはならないんだよな。
ワールドカップレベルの試合なら面白くない筈がない、というのも解っている。
でもなんか観ないんだな。
その程度の熱なんだな。
どこが優勝しようが、まあ別に。
別にサッカー観戦が嫌いという訳じゃないし、「ワールドカップの時期に増える俄どもとは違うのだよ」というようなナラティブな自意識の捻くれみたいなのがある訳でもない。

人を応援することができない厭なヤツなのです。
まあ厭なヤツは厭なヤツなんだけど、私があんま試合を観ないのは別にそれが主な原因という訳ではないんだろうけどな。
アレだ。面白い映画があると判ってても別に観ない、あの感じだ。
そういや「フラメンコ」って映画が面白そうなんで観たいんだけど・・・けどそれはまあ今はいいや。

でサ。
ブラジル対ドイツの結果は、その日の朝、人に聞いて知ったんだ。
ブラジルは今回ここまで勝ってはいるが割と苦しめで今戦では主力が何人か欠けて、片やドイツは良いメンバー揃ってるしノせるとヤバい、みたいな前評判だったんで、まあ下手すると1-3ぐらいでブラジル完敗みたいなこともあり得るんじゃないかな、とは予想してたんだ。
で、実際は1-7。
マジで?マジか。まじで☆マジカ。
と思ってググったら本当にそうでさ。

涙が出そうになったんだ。
比喩的表現じゃなくて、本当に涙が出そうになったんだ。
お、やべ。と思ってね。
あんましサッカーとか観ない、ワールドカップにもそんなには関心がない、そんな私にも、この結果は余りにショックだった。
その日のブラジルのことを想像したり、開催国なのに、とか、ネイマールのことだとか、ワールドカップ反対運動のことだとか、色んなことが一気に思い起こされて、とても悲しい気持ちになった。
不思議なもので、今思えば、ブラジルから7点取って勝ったドイツの方の気持ちにはならず、7点入れられて負けたブラジルの方の気持ちになってんだよな。
国としては、私の場合はどちらかというとドイツの方が近い存在という気分になってると思うんだけど。ドイツ語はほんの少し解るがポルトガル語はola(こんにちは)とouro(ゴールド)しか知らないし。
なんでかね。てかなんでouroは知ってんだよ。