2014/07/11

妖怪始末人トラウマ!!

私が幼い頃どこかで読んだ妖怪漫画で、ずっと「うしとら」というタイトルだと思っていたモノ。
顔面を色んな分泌液だらけにせずには読めないことでお馴染み「うしおととら」じゃない。もっと古い漫画。
長じてからはそれがなんであったのかが思い出せず、ずっと気にはなっていたんだ。

で、色々調べてみてやっとそれらしい漫画を見つけた。Googleサマサマですな。
多分「妖怪始末人トラウマ!!」なんじゃないかな。
魔夜峰央。
成程魔夜峰央か!それなら幼い魂にも印象に残るのも無理は無い。
Wikipedeaで調べた発売時期から考えるに、件の漫画が「トラウマ」であるというのは十分あり得る。

「うしとら」と「トラウマ」か。
干支つながりでなんかごっちゃになってたんだな。
私は幼くて心的外傷という意味のTraumaを知らず、干支の動物二種というイメージだったのだろう。
後に「うしおととら」略して「うしとら」が世に出て、私はうしとらを読んでいなかったので「うしとら」の正しい像を持っておらず、他の人から「うしとら」という語をぼんやりと聞くうちに混ざってしまったんだな。

ということで、「トラウマ」をAmazonで買ってみる。
思い出の中の「うしとら(実はトラウマだった)」のイメージは次のようなものであった。
主人公はちっちゃくて丸っこかった気がする。
二番手みたいなヤツが慥か青タン吐いて攻撃すんだよ。
話の一つに幽霊の掛け軸が出てきて、幽霊の脚の無い理由をなんか言ってた気がする。
で、読んでみた。
主人公(通称トラウマ)の見た目は確かにちっちゃくて丸っこかった。
7歳という設定。
「二番手みたいなヤツ」というのは貧乏神で、全六巻中青タン攻撃は1度だけやってた。
よく覚えてたな。てか他のをよく覚えてなかったな。
掛け軸の話はあったが、幽霊ではなく妖怪の掛け軸で、幽霊の脚談義は無かった。
これは多分他の何か水木しげる的なものと混ざってるのだろう。
私の古いイメージではもっとおどろおどろしくてシニカルで暗い感じだったのだけれど、今読んだら妖怪コメディだったな。
あと思い出では貧乏神はもっと黒っぽくて厭なヤツだったし、トラウマはもっとクールだった。
もし件の漫画が「トラウマ」であるのであれば、こいつを読めば幼い頃の記憶でも蘇るかと思ったけど、読んでも何一つ思い出さなかった。
「はぁっ!これはどっかで読んだことがある!」とはならなかった。
あと私が幼い頃読んだのは、慥か3冊ぐらいだったと思うんだけど、もし1巻から読んでいたとすると、青タン攻撃も掛け軸の話も結構後の巻で出てくるので、そこが一寸気になる。

ということで、私の幼い頃読んだと思われる妖怪漫画は、まあ7割ぐらい「トラウマ」で正解と結論付けよう。
やっと謎が解けた。解けたっぽい。多分。


そしてメンド臭いことに、「妖怪始末人トラウマ!!」には続編があるんだよな。
多分時期的には、私の思い出の漫画はその続編ではないとは思うんだけど。
それに続編はタイトルが「妖怪始末人トラ・貧!!」となるので、私がそれを「うしとら」だと勘違いするのは少々難しい気がする。
でも妖怪始末人トラウマ!!読んで「こいつは読んだことある!」とならなかったところに一寸引っかかってんだよな。
うーん。確かめてみる必要があるか・・・。