2005/08/24

宴の支度

どうも近頃日付と曜日が一致しなくて不可ない。
私は元来日付や時間の管理が余り得手ではない方である。
が、とうとうここまで来てしまったか、というところまで来てしまっているようで。
テレビのサスペンスで、刑事がアリバイを訊くときに、普通訊かれた人は、その時間は何してましたとか何時から何時まで何処にいましたとか答えられるものだが、私には、余っ程何か時間の記憶を助けるようなことがあれば別だが、恐らく無理だろう。アリバイを証明できず、疑惑われっ放し。
特に近頃は。間違ったことを言うかも知れない。我ながら、閉口する。

そんなこんなで、今日も一日活字を相手にしていた。
脳のほうは、一寸は良くなる兆しもあったのだが。
塗仏の宴 宴の支度』を、読んで了った。
最後まで読んで、それで、相当、喰らってしまった。
駄目なときは、矢っ張り小説なんか読んでは不可なかった。
神経に喰らってしまう。
駄目なときは、何からダメージを喰らうか解らないものである。
況や人が死ぬと分かっているようなものを。気を付けても良かったようなものだが。
普段なら、ほう、そう来たか、面白い、で済むところを、ざっくりと、刳られた。
小説に久々にやられてしまった。
こりゃ不可ない。参った。