2020/01/25

Steinberger のパチもん

Steinberger。
私の Les Paul が重過ぎる反動で興味を持ち、一寸欲しくなってしまった。
現行版は4万円前後で、ギターとしては安い部類に入るし買えないでもない値段だが、4万円というのは一寸本気を試される価格でもある。

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Steinberger のパチもんを Amazon で買ったらしい。
余り記憶に無いのだけれど、届いたんだから多分そうなんだろう。
でもなんとなしに、そういえば、心待ちにしていたようにも思える。
よくよく思い出してみると、慥か ¥10,700- だった筈。
その商品ページの画面の映像記憶がある。
まあこの値段なら買ってしまった私を責めることはできない。
居合わせた友人に「これは10,700円だった」というような説明したら、その友人からは呆れたような感情が感じられたが、表面上は興味を持つような素振りをしており、その身に染み込んでいる社交技術的振る舞いが自然と滲み出てしまっている。

取り敢えず弦交換だ。
ヘッド側はイモネジで弦が固定されているが、Steinberger 専用弦も使えるようになっているような形に穴が空いている。
その上の部分、普通のギターで云う所のヘッド部に、飾りとして妙な彫刻の真鍮板が取り付けられているが、ダサいし邪魔だしギターケースに入れたら折れ曲がりそうなので、今度切り落としてしまおう。
弦を外そうとしてブリッジのペグを回すと、ペグが捩じ切れてしまった。
よくよく見てみると、ペグの先のネジ部がプラスチックでできている。そして何故か熱で融けたようになっている。
早速ゴミ。

ネックを見てみると、フレットがバラバラの間隔で打ち込まれており、ギターの体を成していないように見える。
而もフレットが硬質のプラスチックでできている。
いや、もしかしたらこれは実は琵琶とかシタール的な何かで、そういう音とか音階とかの楽器として使えるのかも知れない・・・。

目線を上げると居合わせた友人が今度はちゃんと馬鹿を見る目をしている。

・・・という夢を見た。