2016/03/14

VOX ice 9をTrue Bypass化

ちょい前にVOXのオーバードライブ、ice 9を中古で買った。
安かったんで。

Joe Satrianiモデルらしい。
確かに音はSatrianiと言われればそうかも、と思わなくもない。
まあ別にSatriani系の人でなくても結構普通に使える普通のオーバードライブ。

ミッド厚め系オーバードライブ。
結構ローゲインの設定でも或程度飽和感があるけど潰れる感じは無く、ピッキングのコントロールにもそこそこ付いて来る。
あと意外とゴリッとした歪みで私好み。パワー感がある。
少しベタベタした感じがあって、AC30風の雰囲気がある。
ノイズは普通ぐらいかね。
多くはないけれどノイズレスという感じでもない。

ミニスイッチでvintageとmodernモードを切り替えられるけど、内部的にはクリッピングダイオードの切り替えで、シリコン1:1とシリコンx2並列:シリコンx1+ゲルマニウムx1並列が切り替わる。

moreスイッチは、踏むとゲインがめっちゃ増えるので私には一寸使い難い。
但し、moreスイッチはメインスイッチのON/OFFとは独立していて、例えばmoreを先に踏んどいてからONにするということもできるのはまあ便利か。


つうことで、まあまあ気に入ったのでTrue Bypass化したろうかと。
バイパス時の音痩せとかほぼ無いと言っていいのだけれど、私は最近True Bypass教の狂信者となっているので。

エフェクトは常時ONで信号の道筋だけスイッチで変える作戦。

元々のスイッチはモメンタリONのスイッチで、信号をフリップフロップIC(4013)で受けている。
表面実装なのでジュンフロン線でジャンパーして、エフェクトON/OFF側のQをVDDに(pin1-14)、notQをVSSに(pin2-7)接続。
エフェクトON固定にする。
エフェクトスイッチの基板をベキッと折って、moreスイッチはそのままでエフェクトスイッチを3PDTのお馴染みのフットスイッチに載せ替える。

IN/OUTジャックのtipピンをぶっこ抜いて加工して、エフェクトOFF時に基板を通らないようにスイッチに配線。
ピンを抜くのに半田ゴテの熱量が足りなくて一瞬焦る。けど私の半田ゴテはボタン一つで130Wになるのだった!

エフェクトON/OFFインジケートのLEDを基板の逆側に付け直して(単に切るだけでもいいと思う)、新しいLED(と抵抗)を取り付けてスイッチ-電源に配線する。
筐体表面から基板表面までが12-3mm程度なので、電子部品屋で売ってるLEDソケットでも工夫すればギリギリ取り付けられる。

これでOK。

まあそんな感じで。