総ゆる価値は反転し得る。
従って全ての馬鹿げたことが自慢話に成り得るのである。
ということで、ドジ自慢。
少しはスピードの出る自転車に乗ってることもあって、広い歩道ならそっちをタラタラ走るんだけど(大阪ではそうせざるを得ない)流石に狭い歩道を走るのは危ないので車道に出る。
そうすっと大阪の大阪らしい当に大阪といった阿呆の・・・おっと失礼、直接的過ぎた。もっと上品に「ゲロみたいに頭の良い」と言うべきだった。で、そのゲロみたいな車がさあ。煽ってきたりする訳ですな。
イヤ皆様ご存知の通り、自動車こそが、そして自分の乗っている自動車こそが道路の支配者であり、車道を走っている自転車は轢かれてもしょうがないという何か不文律的なヤツが大阪にはあるのです。
常識ですよね?そして法律なんかよりそのテメーの個人的な「常識」を守るべきですよね?ここ大阪では。
知っている。よく知っている。
余り自分の生命に執着の多い方ではない私は、当たって丁度良い感じに永続的に瀕死になったろうかという思いが頭を過ぎらないでもないんだけれど、取り敢えず我慢して呪いをかけるだけに留めている。
最近の潮流として取り敢えず自転車を締め付けとけというのがあるけれども、そしてまあ実際質の悪い自転車も結構あるのだけれども、それでなんとなくの時流的雰囲気で物事を判断する癖のある糞みたいに頭の良い自動車運転者は全ての自転車がそうだと決めつけてくる訳ですな。
そしてその全ての自転車に対して自動車運転者は罰を与える権利があるという訳です。
頭が良いね。すごく頭が良い。頭が良過ぎて吐き気がする。
まあそんな感じで自動車と自転車の階級闘争の只中に居る訳です。
勿論実際には全ての自動車運転者がそうだという訳ではないですよ?
地域にも拠るけど大体1/5ぐらい。
つうことで、今日も自転車に乗っていたのです。
行き交った1/5ぐらいの自動車運転者に呪いをかけながら。
普段は交通量の多い道路は避けるのだけれど、今日は用あって少し交通量のある道を通らねばならなかった。
用を済ませて帰る途中、広めの歩道をチンタラ走ってたのだけれど交差点を超えたところで歩道が細くなっていた。
自転車じゃ一寸危ない感じだったので、交差点を渡り切ったところで後ろから車が来てないことを確認して車道に出た。
交差点の赤信号停止でギアを落としてたので交差点の途中ぐらいでギアを上げ切ってたんだけど、車道に出て加速の為にグッと踏み込んだ瞬間、チェーンがズルっとギアから抜け、右足がペダルから落ちた。
バランスを崩して横倒しになりかけたのを一瞬耐えたのだけれど回復できず、体だけ前に放り出された。
自分の身体能力上これ以上ないというぐらい華麗に受け身を取ることができたのだけれど、それでも左肘は軽くズルむけ、左大腿部にそこそこの打撲、右手首を軽く捻挫した。
未だそんなにスピードが出てなかったとはいえアスファルトの上だったことを考えれば、まあ大分軽く済んだと考えるべきだろう。
というドジ自慢。
但普段煽ってきてるようなヤツが後ろに居たらソイツに確実に轢き殺されてた。
自動車普通免許取るときにやる危険予測実習のThe「目の前で自転車が転ぶ」のパターン。
今日は運が良かった。
肘のズルむけにキズパワーパッド貼ってるんだけど、パッドが傷より少し大きめぐらいだと汁がちょー漏れるよ。
止め処無く溢れ出してくる。
寝てる間にベッドを汁だらけにしそうだ・・・。
どうしたもんか。