2015/09/09

PNP系Fuzzを電圧変換ICでACアダプタ+9V共用対応

半年か1年ぐらい前に、RotosoundのFuzzがSoundhouseで安かったので買った。
ゲルマニウムトランジスタAC128搭載のTonebender MkIII系。
私はどちらかというとシリコン派なんですがね。
然し10,000円ぐらいでコレ系のFuzzとしたら安かったのと、まあ気に食わなければ改造すりゃいいかってことで買ってみた。
使ってみたら、まあギターに合わせて内部の半固定抵抗を或程度弄る必要はあったけれど、音的にはコレはコレでという感じで割と気に入っている。

でもさあ。
AC128ってことはPNPですやん?
ほいじゃあ普通のエフェクター用ACアダプタが他と共用できへんということですやん?
私の嫌悪していることでお馴染みの電池を使わないと不可ないということですやん。

然し近年はチャージポンプ式の電圧反転ができるICが出てきてて、エフェクターの中でお手軽に-9Vが作れるようになってきてるのです。
ということで日本橋でLTC1144(→Linear Technology)買ってくる。
回路はデータシートほぼそのまんま。BoostをONにしてるだけ。
Boostはスイッチング周波数を可聴域外に上げる機能なので兎に角ONにすべし。
コンデンサは他に手持ちのが無かったのでニチコンのFine Goldの耐圧50Vとか使ってるけどもっと安いのでいいと思う。
容量は敢えて減らしたりする必要もないだろうと。
Rotosound Fuzz with Charge Pump IC 01
Rotosound Fuzz with Charge Pump IC 01 posted by (C)Ludwig D. Omen

Rotosound Fuzz with Charge Pump IC 02
Rotosound Fuzz with Charge Pump IC 02 posted by (C)Ludwig D. Omen

ばっと組み込んでみて音鳴らしたところ、別にノイズが増えてる感じも無いし、まあOKかと。

あとはインプット/アウトプットジャックが鬱陶しいことにビンテージ仕様で普通のと逆なので今様に入れ替えとく。
信号ケーブルがシールドされてあって良し。