2021/09/29

やっぱ温度が重要:バーボン編

まあなんやかんやでウィスキーは甘さのあるヤツが好きなんですな。

一寸小腹が空いたような気がして、冷凍の唐揚げを2個チンしたんだけど、電子レンジの扉を開いて「冷凍の唐揚げ」みたいな匂いを嗅いでいると、まあウィスキーでも一口呑むか、となった。
イマ現在、栓が開いているのは Ardbeg 10y と Old Grandad の 114proof。
栓が開いていないのは・・・色々有るけど、ここ数年のウィスキーの高騰でなんか怖くて開けられなくなってしまったのがだんだん酒棚の中で領地を増やしているけど・・・これどうしよう・・・。
Ardbeg は Laphroaig の代わりに最近よく呑んでるけど、Laphroaig の値段も一時期よりは落ち着いて来ている気がするので、次からは Laphroaig に戻すと思う・・・けどまだどっちも高いんで、呑むとなると若干の気合を要する。
レンチンの唐揚げ2個ではちょい役不足。
つうことで Old Grandad 114 なんだけど。
Old Grandad 114 はダークな甘さでバニラ感もあって呑み易いんだけど、アルコール度数は57度あるし少量で酔ってしまう気がしてなんとなしに手に取る機会が少なく、栓を開けてから結構経っている。

久しぶりに呑んでみると、なんか思ったより美味かった。

栓を開けて時間が経っていることと、あと温度もあると思う。
似た感じの Buffalo Trace とかだともう少し樽感があるし甘さも Old Grandad よりはライトだと思うので、今の時期の私の部屋の室温(常時酷暑)だと樽感が強く出てしまってバランスが崩れたりすることもありそうに思えるけど、Old Grandad はあんまし樽感は無いし元々の甘味もダークでズッシリしているので、温度が高いとそのズッシリした甘さが前に出て、更に呑み易くなって美味いのかも。
栓を開けてから時間も経っているので、アルコール感のカドも取れてるってのもあるし。
元々 Old Grandad 114 は、アルコール度数自体は57度で結構高めではあるんだけど、57度と聞いて想像するよりかはアルコール感は強くないが、更にアルコール感が弱まって呑み易くなっている。
フレッシュ系のヤツとか、栓を開けて時間が経ち過ぎると不味くなるウィスキーもあるけど、コレは丁度好い感じでハマったんだろう。

スッキリ甘い系のフルーティなスコッチとかバニラ系のシェリー樽スコッチとか、有名所は軒並み高くて買えない。
安くて美味かった Glenlivet 12y も、そんなに安くはなくて味もなんか軽くなってしまったしなあ・・・。
また安くて美味いウィスキーを探さないと。
バーボンとかのアメリカンは、未だ全部は高騰してないので狙い目だとは思うんだけど、私の舌がそもそもスコッチなんよね。
まあ素直に安くて美味いでお馴染みの Ballantine Finest でもチビチビ舐めるのがいいのかも知れないが、でももう一歩踏み込みたくなるんよね・・・。
3,000円 もあればソーマが手に入ってお釣りが来た時代の感覚が今だに抜け切っていないのだ。
美味いスコッチは高いもんやと脳を切り替えなければならないのか・・・或は私が知らないだけでどこかに何かが眠っていたりして、探せば私の古い感覚でも良きものが買えたりするものなのか。