2005/03/22

コビーとポップ

髪を切った。
モテキャラオーメン。
春だし。
世の中に対する媚も必要かと。

ジャミロクワイのライブDVDが売ってたので買った。
ジェイケイ(ジャミロクワイのヴォーカル)の動きが物凄く素敵だった。
ジェイよ、マイケルを超えよ!

服も買った。

媚。音楽で。
ポップ路線も悪くないかと。最近思ふ。
まあ今までも最低限のポップさは確保して来たつもりなのだが。変拍子もミニマリズムもなしだったし。一拍ごとに変調したりしなかったし。
私はその気になれば「極上のメロディメーカー」などと呼ばれるくらいの自信はある。
然し私は言っておく!普通に言われている意味での「極上のメロディ」など実際には存在しない。
そこにあるのは、どこにでもある或程度整合的で少しのトリックを含んだおたまじゃくしの並びとそのおたまじゃくしの並びに対して音楽家が解釈したり表情を付けたりする仕方だ。
音楽は譜面の上で踊っている一列のおたまじゃくしが全てではない。
それは音楽のごく一部でしかない。

誰かが或音楽の良し悪しを判断しているとすれば、それはその人に聴こえた音の塊の良し悪しを判断しているのだ。

と、そんな風に音楽を捉えているから私は「メロディ重視」思想、つまり「おたまじゃくしの並び方重視」思想の蔓延しているポップミュージックに気軽にコミットできないのかも知れない。
私にとって重要なことは譜面上のおたまじゃくしをどのように配置するかではなく、全体としてどのような音の塊を紡ぎ出すのか、である。全体のどの一部も等価値である。

そのことを踏まえたポップミュージックを。ポストモダンのポップ。これはモダニズムへの安易な反発でも懐古主義でもない!中心を必要としないポップミュージック!

全然媚びれてねぇ・・・。