2016/10/24

Shin-ei FY-2

Fuzzを作る。
ブリブリ系。
基本的にはShin-ei FY-2のほぼ完コピで。

FY-2はあんましメジャーなFuzzではないように思う。
Shin-eiのFuzzには他にFY-6ってのがあるけれど、これは殆ど同じ回路でUnivoxに「Super Fuzz」としてOEM供給されていたらしい。
Univox Super Fuzzと言えばBig MuffとかFuzz Face程ではないけど割とメジャーなFuzzかと。
FY-2はそのFY-6と似たような系統の音で、ブリブリのゴリゴリで、倍音は出てるけどキンキンしない、分厚くて潰れている感じ。
FY-2はFY-6に比べて少し音圧が薄めで不安定で、より潰れ易く、然し少しオーガニックな気がする。
ぶっちゃけ普通に使うならFY-6系の方が使い易いのだけれど、まあFY-2もコレはコレで。
まあ使い易さで言うならFY-6もタイガイ使い難いし。Big Muffとかの方が余っ程使い易い。
Fuzzって使い難い方が面白い・・・のだけれど、実際使用頻度の高いのはBig MuffとかTonebender mk.IIとかの安定してて使い易いヤツなんよな。

まあFY-2はFY-6と比べて回路の部品点数が大分少ないので作るのが楽。
FY-6とかBig Muffぐらいの部品点数になると実装図を考えるのが面倒臭くなってくる。
KiCADのお陰でノートに手書きしてた頃に比べて少しは楽にはなったのだけど、それでもやっぱ面倒臭い。
私は部品の密度を上げるのが好きなのだけれど、その所為で実装図を考えるのが面倒臭いのだ。
部品を詰め込まず基盤を大きく使えば実装図を考えるのも楽なのに、それをするのがなんか厭なのだ・・・。

Big Muffとかなら或程度安く手に入るので、普通に買った方がと思わないでもない。
でもまあ自分でアレコレ考えて手を加えて作ると、自分だけのサウンドの秘密を基板上に潜ませているかのようなような気分になって楽しいけど。

FY-2のそのまんまの回路だと、主にハムバッカーを使ってる私にとっては音が潰れ始めるレベルが低過ぎるように思える。
なので初段のエミッタとグランドの間に半固定抵抗を入れて増幅率をチョロマカしている。
あと基本的に歪んだアンプに入れるので、定数イジってちょいハイを強めにしてる。
トランジスタは使いさしの1815。特に拘りは無い。
Tonebenderとかみたいにトランジスタを替えて遊ぶ感じでもないんよな。

まあそんな感じで。