2015/01/25

止血の基礎

陶器製のコーヒードリッパーを洗ってたら指からツルリと滑ってシンクの角に落としたが、そのままシンクの中へ転げ落ちる前に左手でキャッチした。
キャッチしたのだけれど、キャッチした手の小指に厭な痛みを感じる。
どうやらドリッパーがシンクの角に当たった時に割れたようで、その割れたエッジのところでキャッチしたのだ。
そしてそのエッジで小指をザックリ切ったのだ。
陶器でも意外とよく切れるものだな・・・。

まあキレイに切れたし大した傷でもないのだけれど、血が思いの外よく出る。
キズパワーパッド貼りたいのだけれど、溢れてくる血を或程度キレイにしておかないと指にキズパワーパッドがくっつかない。
キズパワーパッドで傷口を合わせて留めとくとそれ以上出血しなくていいんだけど、指とキズパワーパッドとの間に血が入ると止血の効果がイマイチ悪くなるんだよな。
傷口をくっつけてティッシュで或程度押さえてやると2秒ぐらいは血が止まりそうな感じの傷に見えるのだけれど、ティッシュを離した瞬間に血がタラリと垂れて来てキズパワーパッドを貼るタイミングが。
見た目より深いのかも知れない・・・。

とか思ったけど、傷口を心臓より高く持ち上げると血はそんなに垂れなくなり、キズパワーパッドをちゃんと良い感じに貼り付けることができた。
なんつうか・・・傷口を心臓より高くするという、こんな基本的なことを忘れる程に存外私も焦っていたということか。
そして自分が焦っているということに気が付いていなかったということか。
私は自分で結構怪我には慣れているしそれなりに冷静に対処できると思っていたんだけれど。
なんかもう色々な部分が衰えているのだなあ。
最近つくづく感じるのだよ。
注意力とか、集中力とか、マルチタスク性能だとか、冷静さだとか、想像力だとか、内省の深さだとか。
なんだ、もう若くないのか。
若くないということを何かの言い訳にしたくはないが、若くないのか。
くそう、厭だなあ。
厭な部分が衰えてるんだよなあ。