自分A:よくやった。褒美を取らす。何を求むるか。
自分B:ハッ、Telecaster を賜り度く。
自分A:望むままに。
ということで、或褒美として、またギターを買った。
Fender Telecaster American Professional II。
ホントはローズウッド指板のが欲しかった筈なんだけど、血迷ってメイプル指板のを買ってしまった。
私は常に選択を間違える。
ローステッドパインボディ。軽い。
アッシュよりも軽い感じの音がする気がする。
アルダーボディ + ローズウッド指板のに比べると、若干パワー感はあるけど全体的に一寸軽いかな、という感じだった。
アルダーボディ + ローズウッド指板の方が大人しくてフラットで腰低めな感じ。
まあでもアンプの設定とかピックアップの高さとかでどうにでもなりそうな程度の違いだったので、見た目と弾き心地が好かったローズウッド指板にしときゃよかったと後悔している。
まあでも新品の状態の所為もあるのか、現状ボディはあんまし鳴ってない感じがする。
全体的に音はタイトめ。
鳴りだすといい感じになりそうな気配はる。けど今はあんま鳴ってない。
ネックはかなりシッカリ感がある。
最近流行り?のゴツめネック。
握った瞬間、「お、ゴツい」となる。
Gibson の 50's ぐらいの厚みでより丸みを感じさせる、ぐらいの感じ。
但、太くて弾き難いという感じはそんなにしなくて、指の短い私にも特にはストレスも感じない。
ピックアップ。
V-Mod ってヤツで、フロントのプレーン弦だけ AlNiCo II で他は AlNiCo V のヤツ。
フロントはそのおかげもあってか結構スッキリしてる印象。
多分私の知ってる Telecaster 用のフロントで一番スッキリしてる。
フロントは高さ調整ネジがピックガード上に出てるのでセッティングが楽。
リアもクリア系で、下手に歪ますとシャリシャリしそうなので若干アンプを選ぶ気がする。
Texas Special みたいに「このピックアップの音」みたいな主張が少ない、優等生タイプな感じ。
両方ともクリーンが強い系かね。
あんまり昔ながらの Telecaster っぽくない、今寄りの音な印象。
ノイズは思ったより拾わない。
あとポールピースがフラットなピックアップの運命として、3弦の音がデカく4弦の音が小さい。
コレが一番のネック。
そのうち交換したい。
フロントはミニハムでリアはスタックハムとか・・・。
つうことで早速改造&調整よ。
やったこと:
- ペグは Fender のロック式、全部背の低いタイプのヤツに交換
- ストリングリテイナーは Gotoh の俵型に交換
- ストラップピンは Gotoh のでかいヤツに交換 + Harry's のゴムの輪っか
- ブリッジサドルを Gotoh のヤツに交換 + 弦ピッチを一定にする為に削る・・・
- と見せかけて結局 Wilkinson のちょー古いヤツを載せる
- ピックガードのネジをステンレス製に
- コントロールプレートを Goldo の T1.6 の、ピックアップセレクターとボリュームが離れてるタイプのに交換
- ピックアップケーブルをフロント、リア共2芯シールド線に交換
- ピックアップセレクターを4ポジションのに交換、シリーズ配線可
- ボリューム Pot をTOCOS の 250kΩ のに交換、1000pF + 22kΩ 直列のハイパス
- トーンは Bourns の 500kΩ push-pull のに交換、リアのフェイズスイッチ、Greasebucket 回路
- できるだけ1点アース
- micro tilt で一寸だけネック仕込み角を付ける
- 弦は 0.011 のセットでトップロード
という感じ。
部品交換系
ペグ
ペグはロック式しか使いたくない。
21世紀にもなって20年以上経ってるのにポストに弦をぐるぐる巻き付けてられない。
ロック式ならチューニングも安定するし、弦交換も一瞬。
私のギターはほぼロック式が付いてる。
つうことで、Fender 謹製のロックペグの全部背の低いタイプのを買った。
All Short Post ってヤツ。
Fender のロックペグには余り良い印象が無い。
昔買った Fender の普通のタイプのロックペグは、ロックペグじゃない方の近年型の普通のペグと同じ形をしてて、巻弦用の分が背の高いタイプになってるんだけど、それだとナットのところで角度がつかなくてめっちゃ厭。
なのでプレーン弦用と巻弦用とを逆にして、3-4弦にもストリングリテイナーを入れて誤魔化して使ってたりした。
あとロック機構がなんかヌルくて、弦がすぐ抜けそうになるのでめっちゃ締め込まないといけなかったり。
ホントはカッチリロックできてかつギヤ比的にもチューニングが追い込み易くて気に入ってる Sperzel か、次点で Gotoh の マグナムロックトラッドが良いのだけれど。
でも今回買った Telecaster に無加工で取り付けようと思ったら Fender のしか選択肢が無い。
但、幸いにも6本共背が低いタイプのがいつの間にか出てたので、そして多少値段も安かったので、買ってみた。
買ってみて、結果的には満足のいくものだった。
ポン付けで取り付けられたし、今回買ったのはロック機構もシッカリ弦を固定することができて普通に使える。
ストリングリテイナー
元々付いてたヤツはなんか見慣れないT字のヤツで、新設計な雰囲気だけど、なんかイマイチ弦の滑りが良さそうに見えない。
つうことで取り敢えず Gotoh の俵型のヤツ (RG30) を取り付けておく。
まあお守り程度に。
ストラップピン
元々付いてたヤツも新設計な雰囲気で、昔ながらの形なんだけど根本辺りが幅 2.5mm 深さ2.5mm 程度の溝状になっててストラップが抜け難くなってそうに見える。
けど幅 2.5mm の溝ぐらいだと、例えばみんな大好き Ernie Ball のペラいヤツとかなら溝に落とせそうだけど、私お好みの Levy's のコットンストラップのゴツいヤツ (MSSC8) とかは厚過ぎて折角の溝に落とし込めなさそう。
つうことでこれも私が最近気に入って使っている Gotoh のデカいストラップピン (EP-B3) に交換した。
これに Harry's のゴムの輪っかを付けとけば、まあ抜けることは無い。
ネジが緩みがちなロック式ストラップピンよりも安心で安上がりだし、シールドも挟めるし。
ブリッジサドル
元々付いてたブリッジサドルも Compensated Bullet Saddle とか言って、オクターブ補正されたヤツなんだけど、これがどうやっても弦ピッチを一定にできない。
指板Rに対応する為に 3-4弦用のサドルの左右を斜めに削ったりもしたんだけど、弦ピッチを一定にしようとするとどうやっても何れかの弦がイモネジの上に乗る。
多分そもそもイモネジの穴位置がおかしいのと、インチサイズのイモネジ自体がデカくてネジ穴のバリ取りテーパーもデカ過ぎ、の所為。
形的にも結構気に入ってたんだけど、泣く泣く Gotoh の In-Tune BS に交換する。
音的には In-Tune BS の方が若干硬さを感じる気がする・・・。
In-Tune も指板がフラットならそのまま使えるんだけど、Rの付いた指板で弦ピッチを一定に合わせようとすると3-4弦用のサドルの左右を斜めに削る必要がある。
In-Tune はひとつのサドルの幅が 21.5mm で1-2弦、3-4弦、5-6弦間のピッチが 10.8mm で決まってしまっていて、更にサドル同士を真っ直ぐピッタリくっ付けたときに(正確には 0.1mm 離したときに)2-3弦、4-5弦間も 10.8mm になる。
これがRのある指板に合わせてサドルを斜めになると、2-3弦、4-5弦間が開いてしまって、Rが強いとそれが結構気になるレベルになるのだ。
弦ピッチが合ってるのと合ってないのでは弾き易さがダンチなのです。
あとブリッジプレートに1弦と6弦のサドルのイモネジが乗る溝が切ってあるんだけど、Gotoh の In-Tune を使って弦ピッチを一定にする場合は1弦のイモネジがこの溝からハミ出して収まらなかったりするよ問題が出てくる・・・。
Wilkinson とか Montreux が売ってる切りっ放しのタイプだとサドルを削ったりブリッジプレートの溝にイモネジが乗らない問題を気にする必要が無くていいんだけど、こんどはサドルの上で弦が動く問題が発生して、サドル上で弦の溝を切る必要が出て来たりする・・・。
でもまあ安全で簡単なのはこの切りっ放しタイプを使う方かね。
ミスった。
つうことで、ちょー古い Wilkinson のブラスのブリッジサドルが出てきたので、そいつを載せることにする。
緑青出まくりのサビサビのヤツで、触ると手がサビ臭くなる。
多分以前 Telecaster Thinline に使ってたヤツ。
よく見ると以前自分で2弦部と3弦部を削ってオクターブを再補正したような跡がある。
このオクターブ再補正してる分が今の American Professional II には合わなくて In-Tune と較べて若干オクターブズレが強くなってしまっているが、音的には硬さが抜けて好くなった。
意外と変わるもんやね。
In-Tune BS より若干重量が軽いのかも。
あと In-Tune BS の方が硬度が高い感じがする。なんか削り難かったし。
サドルの幅も若干短いのでサドル同士が接触することも無く、またサドル上の弦の位置も自由に設定できるので、目視で弦ピッチが決められる。
逆に弦が左右に動く可能性があるので、余りに動くようであれば軽く溝切りしてやってもいい。
またサドル自体も、1-2弦用と5-6弦用はブリッジプレートに溝があるので左右に動いたりしないが、3-4弦用はフリーな状態なので、弦交換のときとか気を付ける必要がある。
また今度このタイプのサドル買っとこう。
鉄とかアルミとかもあるけど、なんかアルミ良さそうな気がする。
ピックガードのネジ
ネジをステンレス製に交換。
だって絶対錆びるやん。
錆びたネジ使いたないねん・・・。
転ばぬ先の杖。
コントロールプレート
元々のコントロールプレートが T1.2 とかで、軽くて柔らかくてなんか厭だったので、序でに新調したれと。
コレ何の金属やろう・・・。アルミのような亜鉛のような・・・鉄ではないなんか軽い謎の金属。
あと Telecaster にお馴染みの、セレクターをリアに入れるとボリュームと近過ぎて使い難いよ問題もある。
つうことで、Goldo (Hosco) の T1.6 (厚め) でセレクターとボリュームが若干離れたタイプのコントロールプレートを買う。
持った感じシッカリしてていい感じ。
やっぱこのくらいの強度は欲しい。
ピックアップセレクターの方も、ボリュームを気にせず使える。
無加工で取り付けられたらいいんだけど、ネジ穴の空け直しが必要。
本体取り付け用の穴間が 150mm で空いてるんだけど、Fender USA のは 148.5mm ぐらいなんで、穴位置が1.5mm 程ズレる。
なので一旦エンドピン側の穴をエポキシ (ハイクイック) で一旦埋めてネジ穴を空け直す必要があった。
ネジ穴埋め用のエポキシは、カチカチになるハイクイックよりホントはもうちょい靭性が高いヤツの方がいいんだけど、5分で固まるハイクイックだと仕事が早かったので。手抜き。
固まり始めからカチカチに固まり切るまでの丁度良い硬さの間にネジ穴を空け直すとエポキシの割れの心配が無い。余りお勧めしない Bad Know How。
電装系
ピックアップケーブル
ピックアップのケーブルは、元がリアは2本、フロントが3本の剥き出しケーブルだった。
これを両方2芯のシールドケーブルに交換。
キャビティに導電性塗料っぽい塗料が塗ってあったので、まあ剥き出しケーブルでもノイズ的にはそんなには変わらんと思うけど、一応お守りとしてシールドにしとく。
コイルのホットとコールドで芯線2本、シールドはフロントがカバー、リアは裏の銅板に接続。
フロントは4ポジションのピックアップセレクターに直で繋いで、セレクターを一番フロント側に倒したときにシリーズ配線になるように。
リアはトーンの push-pull スイッチに繋いで、pull のときにアウトオブフェイズになるように。
ピックアップセレクター
Fender ブランドのヤツ。OAK 製かね。
4ポジションのセレクターの中で一番安かったので。
操作感も結構カッチリしてて丁度良い重さで好印象。
リア、パラレル、フロント、シリーズの順で配線。
シリーズ配線は、あったらあったで結構使う。
ボリューム
私お好みの TOCOS の RV24YN20S の A250kΩ のヤツ。
一般的な CTS 等の Pot と較べて操作感が重めで、止めたいとこでバシッと止まる。
フルにしてもフルの状態でピタッと止まる。
あと壊れない。ガリも出ない。耐久性がめっちゃ良い。
全体抵抗や残留抵抗等についての個体差も少ない。
それでいて値段は CTS のより安い。
但しシャフトのバリエーションは無いので、ロングシャフトやスリップシャフトが必要な場合は CTS を使わざるを得ない。
最初 500kΩ のを付けてたんだけど、ハイがキツくてやっぱり 250kΩ のにした。
因みに元々のも 250kΩ でコンデンサに直列と並列で抵抗が入ってる Treble Bleed - Smooth Taper 入りだった。
直列が 20kΩ でその後にコンデンサと並列で 150kΩ が入ってて、コンデンサは多分 1000pF。
ちっちゃい表面実装基盤を Pot にはんだ付けしてある。合理的。
今回の改造では 1000pF のコンデンサと 22kΩ の抵抗を直列で繋いだタイプのハイパスを入れた。
これで大体、私のお気に入りの構成である 500kΩ に 510pF のハイパスを入れたのと似たような感じになる筈。
並列抵抗は無し。
そういや私の認識としては、ボリューム Pot に並列抵抗を入れるのが Smooth Taper であって、この抵抗に加えてハイパスコンデンサを入れたりするのは別概念だと思ってたんだけど、ネットの他の記事とかを見ると、ハイパスコンデンサ込み (所謂 Duncan タイプ) を Smooth Taper って言ってる人が多数派な気がする。
私の認識では Duncan タイプは Smooth Taper + ハイパス なんだけど。
私が間違っているのか・・・。
私はハイパスコンデンサ必須なんだけど、最近はコンデンサと抵抗を直列で入れる Kinman タイプってのをよくやる。
コンデンサの容量で大体どの辺りの周波数から通すかを決めて、直列抵抗でどのくらい通すかを決める感じで、ハイパスを入れる前から音のイメージがし易いし調整し易い。
あとボリュームで Fuzz の具合を調整する事が多いので、抵抗を並列で入れる Duncan タイプだと私には Fuzz が若干コントロールし辛くなる感じがするのであんまりやらない。
直列+並列も最近あんまりやらんかね。
シンプルにコンデンサのみか抵抗直列スタイルが多い気がする。
トーン
元々は Bourns の push-push スイッチが付いててミックス時シリーズ配線のスイッチになってたけど、これを Bourns の push-pull スイッチ付き A500kΩ のに交換した。
因みに 500kΩ なのは単にそれしか持ってなかったから。つうか以前 Mouser で買って大量に持ってる。
なんか push-push スイッチってワンタッチで操作できるのはいいんだけど壊れそうなのと、操作ミスで切り替えてしまいそうなんで一寸厭なんよね。
push-pull スイッチはリアのフェイズ切り替え用にした。
シリーズ、パラレル両方で、ミックス時にノブを引っ張るとアウトオブフェイズでボヘミアンラプソディ。
あと初めての試みとして、トーン回路を Greasebucket 回路にしてみた。
トーンを絞り切るぐらいのときに一寸ハイが残ってローが強調され過ぎず、あんまりムームーしないってヤツ。
Telecaster でムームーさせることもなかろうと思って入れてみた。
まあでも元々あんましトーン使わんしなあ。
でも Telecaster だと多分キンキンさせがちになりそうなので、アンプはキンキンセッティングでトーンで調整、みたいな感じで使うようになるかも知れん、と思って。
でも結局使わなさそう。
因みにコンデンサはハイパスも含めて東信のフィルムの赤いヤツ。
特に拘りは無い。
トーンが 500kΩ なので、ほんの少しハイ成分が強く残ってるような気がする。
今後気になるようであれば 470kΩ の抵抗を並列で入れても良い。
そうするとフルのときは 250kΩ の Pot を使ったのと大体同じことになる筈。
1点アース
デジタル回路が混ざってるでもなし、高速な信号/ノイズが走ってるでもなし、どっかがループしててなんか電波受信しちゃうでもなし、1点アースにしたところでどうなるものでもないけれど、なんか気持ち的に。
そして結局大して1点アースになってない。
でもまあできるだけグランド線はまとめた。
元々ボディの導電性塗料っぽいヤツにラグ留めしてあるので、そこにできるだけまとめるようにした。
ネック仕込み角
セットアップして弾いてみたら、なんかシャリシャリでショボい音。
弱い。タイト過ぎる。
Telecaster の形で Telecaster の部品使ってるんだから、もうちょい力強い音が出る筈。
と思って色々触ってみたんだけど、イマイチ良い結果が出なかった。
そういや元は micro tilt で若干ネックが浮いてたけど、それを嫌ってネックベタ付けにしてたな、と思い至る。
試しに micro tilt でネック仕込み角を付けてみたら弦高とか同じになるように設定しても結構音が変わったので、丁度良いところを探す。
結果、ほんの少しだけネックを浮かして仕込み角をつけてやったところが一番良かった。
多分シムだと 0.2mm ぐらいの感じ。
これが世に謂う「逆にシム入れた方が音良いぜ」説か。
或いは「ネック周りはビタビタより多少隙間あった方が音良いぜ」説の方かも。
タイト過ぎて Dead な響きのデタッチャブルネックのギターは、もしかしたらネック下にシムとか入れたら音良くなるかも。知らんけど。
確かにレスポールとかの TOM でも、ブリッジをポストにイモネジで固定するのとしないのとで結構音変わるしな。
せやねん。なんでもかんでも精度良くビシッと作ったら音良くなる訳やないねん・・・。
まあ実際の所はブリッジサドル辺りでの弦の角度とか、ブリッジサドルのブリッジプレートからの高さとかが変わるので、どちらかというとその辺の影響が一番でかい気がする。
Les Paul とかの TOM でテールピースを上げ下げするのと同じ効果が期待される。
micro tilt 使うとボディの鳴ってる感はやっぱ多少減るしな。
micro tilt だとネック固定ネジとの間でなんか変な力がネックにかかりそうで若干厭なので、そのうち手持ちの金属板とかでシムを作ろうかと。
慥かシム用の金属板を何種類か買ってあったと思う。
シムをネックのエンドギリギリに仕込むのではなく、ネックの幅で切ってネジ部に穴を空けてネジに絡むように入れれば、シム自体が動いちゃう問題もネジ締め込みとシムとの間でネックに変な力がかかる問題も起こらない筈。
トップロード
私の Telecaster Thinline は、トップロードの方が音が良い。
大抵の場合はトップロードの方が弦振動が大きく響く感じがするし、チューニングも安定し易いし弦も切れ難いのだけど、力強さとか硬さを感じるパリッと感は失われがちだし、弦が柔らかくなったような感覚で弦がピックに絡み付き易くなる。
Thinline の場合はトップロードのメリットの方が勝ってたんだけど、American Professional II では正直微妙なトコロでどちらとも言えない。
色々試してみた結果、現在のところ 0.011 のセットの Elixir Optiweb をトップロードで入れてる。
使い易い感じの音にしようとすると、こうなった。
けど 0.009 のセットを裏通しの方が Telecaster って感じの音なんで、そっちでもいいかも知れん。
悩ましいトコロ。
つうことで、現状はそんな感じ。
もうちょい弾き込んでもうちょい設定も熟れてくるともうちょい好い音が出せそうな気がする。
Fender Telecaster American Professional II を他の人にお勧めするかと言われると、正直 Fender Mexico 2本分の金を出すまでではないかなという気もしなくはない。
細かいところとかもなんかアメリカンだし。
悪くはないんだけど、まあどれかのスペックが刺さった人向けかね。
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